欲を言えば専属被写体さんを探してる

更新止まってたインスタをちょこちょこ動かしている。きっかけは、メイン被写体さんに「飽きた」と近しいことを言われたことをきっかけ&自分でも飽きてたというこのが正直なところ。

今の作風での撮影は楽しいし、被写体さんと一緒に作品を作ることも楽しい。ただ、マンネリ化というか自分の作風が固まっていることもあって、簡単に言語化できるつまらなさからかもしれない。

「自分の作風の言語化」

・現像は寒色

・肌は白、黄色方向

・シャドウの一部は青い、黒髪は一部青く

・構図は、引き多め

・モチーフ(学生とか)多め

などなどわかりやすい。

コレというものが決まってからは、1つの達成感があって、これ以上はもう機材に拘るしか道はないだろうなというところで、停滞している。具体的にいうともう中判フィルムでしか向上はないと思っている。ただ、そこに手を出す余裕は正直ないし、機材を大きく入れ替えるのは、かなり仕事にも差し支えるので行わない。

であれば、どうするか。作風自体の「遊び」の要素をプラスするしかないと、被写体さんとも相談して、「写ルンです風」の撮影を今試しにやってみようかと計画中だ。テスト撮影で手を上げてくれてる被写体さんにはまじ感謝土下座。

あとは、2本レンズを追加してみようと思っている。

七工匠 7Artisans 35095XB 35mm F0.95というマニュアルフォーカスの中国産のレンズだ。値段も3万円そこそこで購入できて、レンズとしては激安の部類。なぜ買うかといえば、元々中華レンズは数多く所有していたが、ある時を機に全て売ってしまった。

それは視力の低下によるマニュアル操作でピントが掴めなくなったことが原因だ。メガネをここ数年はかけて撮影を行なっていたが、フレームは入るしよくわかってないままシャッターを切ることもしばしばあった。

コンタクトレンズを最近は、テスト的に使用している。そのせいもあってマニュアルレンズいけんじゃね?と、また浅知恵で購入したのがこのレンズになる。

何が変わるかと言われるとF値によるボケが多くなることだろう。APS-Cのカメラに転向してからは、ボケってそんないらなんよね実際。という考えのもと運用してきたが、一部の写真だけだが、これはもっとボケてる方がいいなと感じる写真が少ないがあった。それを解決するために購入した。

写ルンですのレンズを再利用したレンズ、これはマニュアルフォーカス自体できないF16ぐらいで固定されたレンズになる。描写は非常に甘いが、その甘さが謎に写真に良さを出している気がする。ポートレートで使ったことがないので、今後テストしていきたい。

話がレンズの話になってしまったが、今回は被写体さんの話である。また影響されてるやんこいつと思う方は、うん、まぁ正解だ。

Twitterで青山裕企氏の「少女礼讃」の個展が開かれると流れてきた。氏の写真集は、モデル経験のない女性を2年間撮ったというパワーフレーズがある個人的には内容よりもその背景がすごいと思わされる1つの作品だ。

ぶっちゃけその女性がすごくポージングが天才的とかはない。でもなぜか眺められる表情や仕草があって、かつ一般的な風景との乖離も少なく見ていると「なんかわからなんけどすっごいいい」という感覚になる。

実は、自分も似たようなことを今年になるまでできていた気がする。専属といっても差し支えない方とも作品を作ってきた。特別な現像も施されてないのに、自分との差はなんだろうかとすごい考え中。1つは被写体さんとの距離感もあると思っているが、真似できそうでできない。

カメラマンというか個人的な1つの目標としては、自分だから撮れたとか自分との関係値が現れたから撮れたみたいな、ある意味で僕しか撮らないその人という専属感がある写真が撮れるようになればいいなと思っている。それは人間的な魅力がもっといるかもしれないし、カメラじゃない何かがもっといるのかもしれない。